学院からのお知らせ
2016年04月03日
名取授豊の会 & 公開講座 開催。
きもの文化の推進発展に寄与するための研究・発表
ならびに会員相互の親睦をめざす活動を続ける「名取授豊の会」。
4月3日 小林豊子きもの学院北海道 札幌校にて
北海道名取授豊の会 信田豊愁会長のもと
第24期第2回研修講座を開催いたしました。
今回の研修内容は
名取の皆さんが技術を遺憾なく発揮する
成人振袖きつけにおいて
昨今 写真写りの美しさに執着し
体型補正をしすぎるなどの不自然なきつけが目立つことから
改めて、その方の個性を活かし美しく
且つ 着崩れしずらい
基本的な技術をおさらいいたしました。
さらに
ひとつの形から3つの形にアレンジ可能な
信田会長の創作帯結びを学びます。
今秋には新成人の前撮りが始まります。
この学びを実際の現場で発揮いただきたいですね。
昼食をはさみ
どなたでもご参加いただける公開講座を開催
「食にまつわる日本の風習」と題し
信田豊愁北海道学院長にお話しいただきました。
「恵方巻き」や「ハロウィーン」など
これまでの伝統的行事とは程遠いルーツを持つ
「イベント」が定着されつつある近年。
自然への畏敬の念、祖先への感謝の気持ちを表わす行事
それにまつわる食の風習を見つめ直していただきたい。
食のスペシャリスト
クッキングキャスター星澤幸子さんも、高く関心を持たれ
是非おうかがいしたい、とご出席いただきました。
食材の豊かな北海道にも関わらず
食べ方が乱れている
子供たちの学力低下の原因にもなっているのでは。
「どう食べるか」が問題、とコメントをいただきました。
恒例の 折り型による箸袋
気持ち良く食事をいただくための 小さな工夫
三度の食事ができる幸せを噛み締め
「いただきます」「ご馳走様」 が言えますように・・・
春と秋 皆さんお待ちかねの研修と講座
研鑽を続け、更なる前進を!
ご参加の皆さま お疲れ様でした。