2022年01月21日

羽織で、きものライフを楽しみませんか?

羽織は、男性が塵(ちり) 除けや防寒の為に着られていた胴服が始まりで、その後武将により屋内外着とか羽織とか呼ばれるようになりました。
本来、男性のものだった羽織を女性が、着るようになったのは、江戸時代中期の深川芸者です。心意気を売り物に他では着用しない羽織を着た事から羽織芸者とも呼ばれ名物となりました。
大正から昭和にかけて、女性の社会進出と共に社交の場に出るようになり、男物礼服として着られていた羽織は、女性のお出かけ着となっていきました。
紋付羽織など略礼装として着られるものも登場しましたが、基本的には正装として着ることはできません。


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また、女性の羽織の丈には流行があり、
明治から大正にかけてひざ下までの長羽織。
昭和30年代には帯がかくれる程度の短い羽織が流行しました。
近年では、アンティークブームもあり、長羽織が主流となっています。
袷や単、レースや紗のものまで季節に応じて、1年を通してお召しになることも可能です。