2019年09月05日

函館校のロビーに9月の室礼を飾りました。

九月九日 重陽の節供(菊の節供)

 寒さに向かう時期を前に、無病息災を願い防寒の意味を含め、重陽の節供が行われました。
昔々中国に神通力の達人であった「長房(ちょうぼう)」という学者がおりました。ある時、弟子の桓景(かんけい)に「九月九日、お前の郷里に大災厄が起きるので、急いで家の人に 赤い袋 を縫わせ「呉しゅゆ」を入肘に掛け丘に登り菊の花の酒を飲むとその災いは消えるであろう」と申されました。
さて、桓景はその言葉通り一家をあげ丘に登り、夕方帰って来ると家畜類は全て亡くなっておりました。その事から九月九日に赤い袋 を身に付ける風習が始まったそうです。