2023年03月02日

函館本校のロビーにお雛様を飾りました。

・3月3日「上巳の節句」
人形に子供への災いの身代わりになってもらい、川に流す「流し雛」の風習がありました。3月はじめの巳の日に紙で作った人形に災いを移して、川に流す事で穢れを落とす”みそぎ”として「上巳」と呼ばれる様になりました。
又宮中では、人形に豪華な衣裳を着せ飾る「ひいな遊び」が流行し、「流し雛」と「ひいな遊び」が結びつきひな飾りが始まり、女の子の健やかな成長を願うようになりました。

菜の花は、お燈明をさしています。
手まりの方へ半紙で道を作り、あられを置いているのは、幼くして亡くなった子供たちに、遊びにおいでと誘う道として置いています。


江戸時代まで、日本では左の方が上位という考え方があり、昔の天皇様は、皇后様の左側に座られたので、「帝」を模しているという男雛を向かって右側に置いたようです。
明治以降になると、西洋の国々とお付き合いする中で、西洋では右の方が上位という考え方があり、日本も明治の終わり頃から西洋に準じるようになりました。
今では、向かって左側が男雛、右側が女雛という飾り方が普及していきました。
京都や関西の一部では、今でも向かって右側が男雛、左側が女雛という飾り方をしているようです。