2020年10月22日

七五三の装いを、函館本校で展示しました。


七五三の祝いは、子供の心身の成長の節目にあたる縁起の良い奇数の年の11月
15日に行います。男児五歳、女児三歳、七歳に晴着を着せ、親子そろって神社にお参りし、無事の成長を感謝し、神様の加護をお願いします。


江戸時代に始まった儀式
三歳「髪置」~この日を境に男女とも髪を伸ばし、白髪になるまで長生き
するように願った。
五歳「袴着」~男児が袴をつけ、基盤の上に載せ天下を取る願いをこめた
と言われます。
七歳「帯解」~付け紐で着ていたきものから帯を結ぶきものに変え、形式
ですがこの日から一人前として扱いました。


七五三が11月15日に行われるようになったのは、徳川家光の四男(徳松)後の五代将軍綱吉が五歳の祝いを1650年(慶安3年)11月15日に行ったのが始まりです。
この日は、陰陽道の鬼が出歩かない鬼宿日で吉日にあたります。

千歳飴は、千年も長生き出きるようにと、紅白の長い棒状の飴を年の数だけ入れて持つ縁起物。
江戸時代神田明神で売られたのが始まりです。


生まれて七歳になるまでの間、色々な祭りがおこなわれるのは、昔から「七歳までは神の子」として、神と人との世界の両方にまたがっていると考えられていました。

⛄雪の降る北海道では、一カ月早めて10月15日に行う所もあります。