2013年08月23日

佐藤よし子先生を偲んで

8月21日 大輪の華が散りました

 

初めてお会いしたのは着つけ教室に入学したての15年前

威風堂々と花開く牡丹が自ら発光体となって輝くような

圧倒的な存在感

どぎまぎして自分の身の置き所に戸惑ったのを覚えています

 

上司という関係となり

自ら示されたのは常に自分を律する姿

自分に甘えは許さない凜とした姿

「良きライバルをつくることが自分を高めてくれる」

という言葉どおり

右ならえを良しとせず

常にひとつ上を目指し走っていました

 

その強い精神力を

肉体は支えきれなかったのでしょうか

病に倒れた、とは思いません

天命を全うしたのだと…

 

最後に掛けられた言葉は

「あなたは強いから大丈夫、しっかり進みなさい」

そう言いながらも

はらはら、じれったく、見守ってくださるはず

時にはきっと、カミナリも

 

ただ、いまひとときは

安らかにおやすみください

 

 

 

鈴木豊苗樹