2013年08月06日

着装道宮島流衣紋 研修道場三年度終了

時代衣裳着装のエキスパート養成を目指す「着装道宮島流衣紋」
研修道場が開かれ、早くも三年が経ちました。
7月28日 宗家をお迎えし、今期最後の研修と
免許状の授与式が行なわれました。

舞妓、京芸妓の研修からスタートした今期
最後は時代衣裳の基本、十二単で締めくくります。
まずは宮島宗家の解説に添って進める展示着装から。

 

その後、それぞれが手をかけ
衣裳の扱い方から裾、袖の揃え方、衿合わせの仕方など
作法に則り進められる着装を基本からおさらいしてゆきます。
宗家が最も重要に捉えている「結び」。
結びとは「産靈」
神霊が宿り、人間の魂が込められる聖なるもの
紅白の紐 二本を結んでは解き、解いては結ぶを繰り返す着装においては
結びやすく解きやすい、そして美しく実用的である結び方のコツを
宗家自らが手ほどきくださいました。

 

そして、免許状授
今回は「師範」として認定された方も多数
着装道の未来は輝いています!

 

終りに、宗家を囲んで懇親会
宗家の語る全てが学びの源泉
お食事をしながらも、耳は集中を欠かせませんね。

 

記録として残すことが難しい着装技術
門下生のみなさんの更なる成長を願い、今期を終了いたしました。
道内各地よりご参集のみなさん、お疲れ様でした。
四年度第一回研修は9月21・22日を予定しております。
文化伝承者として、技と心の鍛錬を!!