きものDo!ニュース
2015年11月29日
着装道宮島流衣紋 研修を実施。
本日 着装道宮島流衣紋研修道場にて
5年以上履修された門下生のための研修会を実施いたしました。
これまで女性の装束について学んでまいりましたが
いよいよ今年度より男性装束を扱ってまいります。
女性の十二単にならび 衣紋の基本となりますのは
直衣(のうし)姿。
光源氏のいでたちに代表される
現代の洋服で言うところのスーツのようなもの
冠位十二階により、参内の際の服装には色柄の指定がありましたが
直衣はいわば普段着ですので
当初は自由に、好みのものを着用していたと言われています。
「桜の唐の綺の御直衣、葡萄染の下襲、裾いと長く引きて。
皆人は表の衣なるに、 あざれたる大君姿のなまめきたるにて、
いつかれ入りたまへる御さま、げにいと異なり。
花の匂ひもけおされて、なかなかことざましになむ」
源氏物語第八帖 藤花の宴
桜色の直衣を身にまとった光源氏の姿は
花も圧倒されてしまうほどの美しさであった・・・
そんなお姿を想像していたかどうかはわかりませんが
先ずは基本をしっかりと。
次回研修会は5月を予定しております。