2024年08月13日

時代衣裳と鳥獣戯画とランドマークでランチ

去る7月19日(金)、日本の服飾文化を学び時代衣裳着装技術の習得を目指す着装道宮島流衣紋会にて学びを続ける名取教授の皆さんと、北海道立近代美術館を訪れ、今夏 北海道を熱くしている国宝「鳥獣戯画」を観覧しました。

作者未詳の、擬人化された動物戯画や人間風俗画は、部分的にはデザイン化され きものや帯の柄としても馴染みがありますが、実物の絵巻を北海道で見られるなんて感無量。
千年近く前の墨書きの絵から、日本人の洞察力や想像力、豊かな表現力を感じることができました。

昼食は札幌のランドマークであるテレビ塔内にあるレストランでフレンチを。
豊かな緑に縁どられた札幌大通公園を見下ろしながらのランチタイムで、お腹も心も満たされ、美術のこと、きもののこと、会話が弾みます。

最後は札幌本校にて、信田吉萌寿 筆頭名取教授とともに、十二単をはじめとする時代衣裳着装の際の指針となる宮島宗家監修「時代衣裳図録」をひも解きながら、今年の大河ドラマ「光る君へ」で話題を呼んでいる平安装束について考察しました。
美術や歴史ドラマ、街並みさえも、きものというフィルターを通して見て、感じる皆さんにとって、新たな発見の多い一日となったことでしょう。

皆さまお疲れ様でした。次回はどんな学びの場が待っているでしょうか、お楽しみに!

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*きものDo 日本時代衣裳文化保存会では80点を越える時代衣裳を復元制作、各種機関において日本服飾文化の資料として活用いただいております