2014年06月02日

きものと健康

東洋医学でいう経絡は

「気、血」と云うエネルギーを全身に運行し

その上のツボを刺激し病を治し

協調性のある体をつくると云われます。

きものを着て帯を結ぶ事は

たくさんのツボを刺激し健康を保持すると思われます。

 

【 肌の乾燥を防ぐ 】

冬は室内の暖房

夏は高温で、肌のダメージは大きいものです。

木綿や正絹の下着、長襦袢を身につける事で

肌の乾燥を防ぐと同時に汗を吸い取り

肌に優しく、快適です。

大事な肌を守りましょう。

前

【 骨盤の広がりを防ぐ 】

腰紐(ベルト)を締める事によって骨盤の広がりを防ぎます。

また後面にある「志室」は腰痛予防のツボでもあります。

 

【 外反母趾、頭痛、めまいの予防 】

足の親指、人差し指の付け根から少しあがった所に

「太衝」と云うツボがあります。

足袋、草履を履く事で、ツボに刺激を与え

頭痛、めまいの予防につながります。

また、親指と人差し指を開くことによって

外反母趾の予防にもなります。

後

【 四十肩予防 】

現代人は肩こりが多く

姿勢を正す事でも予防につながります。

きものを着て、衿を抜くと肩が下がり楽になり

また後に手を回し帯を結ぶ事で

関節や筋肉を動かすので、四十肩の予防効果があります。

 

【 冷え防止 】

冷えは万病のもと。

洋服と違い

きものは腹部を下着、長襦袢、きものと

三重、四重にと温める効果があります。

冷え性の方にきものは最適です。

 

【 腰痛の予防 】

帯を締める事は、コルセットの役目をする事になります。

また、帯を締めると

その下に気力を司どる「関元」と云うツボがあり

元気と生命エネルギーをためて下半身の不潤を防ぎ

気の流れを良くし、腰痛予防につながります。