きもの豆知識
2014年06月02日
七五三
七五三の祝いは
子どもの心身の成長の節目にあたる縁起の良い奇数の年の
11月15日に行います。
男児五歳、女児三歳、七歳に晴着を着せ
親子そろって神社にお参りし
無事の成長を感謝し、神様の加護をお願いします。
江戸時代に始まった儀式
・三歳「髪置」
白髪になるまで長生きするように願いました。
・五歳「袴着」
基盤の上に載せ天下を取る願いを込めたと言われます。
・七歳「帯解」
帯を結ぶきものに変え
形式ですがこの日から一人前として扱いました
七五三が11月15日に行われるようになったのは
徳川家光の四男(徳松)、後の五代将軍綱吉が
五歳の祝いを
1650年(慶安3年)11月15日に行ったのが始まりです。
この日は陰陽道の鬼が出歩かない鬼宿日で
吉日にあたります。
千歳飴は、千年も長生きできるようにと
紅白の長い棒状の飴を年の数だけ入れて持つ縁起物。
江戸時代神田明神で売られたのが始まりです。
生まれて七歳になるまでの間
いろいろな祭りが行われるのは
昔から「七歳までは神の子」として神と人との世界の
両方にまたがっていると考えられていました。
雪の降る北海道では
一カ月早めて10月15日に行う所もあります。