<江戸時代>公家童直衣姿

<江戸時代>
公家童直衣姿
(くげわらわのうしすがた)

第17回きもの展作品
公家童直衣姿

童直衣(わらわのうし)は

皇太子・親王・摂関家をはじめ公家の童男(おのわらわ)が公私の晴れの儀式に着用した童装束(わらわしょうぞく)の一種です。

形状は大人と同様で小寸に仕立てられ文様を寸法に比例させ小さくして織られています。

元服前ですので、冠など被り物は用いません。

この姿は「着袴・深曽木の儀(ちゃっこ・ふかそぎのぎ)」を想定して右手に横目扇(よこめおおぎ)を、左手には根引の小松と山橘を持つ童直衣姿です。

皇太子殿下は昭和39年(1964)11月1日「童形服・半尻(はんじり)」をお召しなり「着袴・深曽木の儀」を行っておられます。