<江戸時代・後期>〈皇女童形服〉細長姿

<江戸時代・後期>
〈皇女童形服〉細長姿
(ほそながすがた)

第16回きもの展作品
〈皇女童形服〉細長姿
皇女和宮(かずのみや)(仁孝皇女親子)が嘉永4年(1851)

「深曽木の儀(ふかそぎのぎ)」で着用された細長の寸法書が遺されていて
その寸法通りに復元しています。

皇女の細長は「誕生の儀」の贈進に加えられ五歳の深曽木(ふかそぎ)で着用される嘉儀用(女子装束)の一種です。

3歳の「髪置の儀(かみおきのぎ)」のあと長く伸びた髪を切り揃える祝儀ですが切るが忌み言葉であることから深曽木(ふかそぎ)、髪曽木(かみそぎ)といい深批・深削とも書かれます。

「深曽木の儀」は、「着袴の儀(ちゃっこのぎ)」の直後に合わせて行い紀宮清子内親王殿下は、昭和48年12月18日に行っておられます。