きつけを学ぶなら、伝統の小林豊子きもの学院

7月31日 小林豊子きもの学院札幌校にて

全国高等学校長協会家庭部会他主催・文部科学省他後援により
「第57回全国高等学校家庭科実践研究会」二日目となります
アラカルト研修が開催され
南は福岡から北は留萌まで全国各地から
高校技術家庭科教諭の皆様がお集まりになりました。
3年前より北海道高等学校長協会家庭部会様からのご依頼で
服飾文化に関する研修会を開催させていただいておりましたご縁から
今年の全国大会も是非、と貴重な機会を頂戴いたしました。
「伝統衣裳と色の文化」と題し
NPO法人日本時代衣裳文化保存会 宮島健吉理事長の講演
十二単と束帯の着装実演
十二単の着装体験という内容で実施されました。
講演の冒頭
心の色は顔の色、百人一首にある
しのぶれど  色に出でにけり わが恋は  物や思ふと   人の問ふまで
(誰にも知られまいと耐え忍んできた恋心であったが
こらえきれず人が尋ねくるほどに 顔色に出てしまった)
を例に、人の心は色となって表れるもの
また、冠位の識別のため聖徳太子の制定した冠位十二階から
色はアイデンティティの表出であるものとし
伝統衣裳の中に見つけられる色と文化の関係をお話しされました。
十二単の着装実演
一枚ずつ着重ねられ完成する重ねの色目
「松重ね」など自然をモチーフにネーミングされておりますが
理事長がさまざまな文献の研究から、198種類の重ねがあることが語られます。
束帯の着装では
袍の丈や裾の長さも、年齢や位によって変わることが語られました。
講演の後は
「裳抜けの空」の状態で待機した衣裳を
出席の教諭の皆様全員に体験していただきました。
肩にずっしりとかかる重さもさることながら
長く引く裾の扱いに「躾」の本意を実感されたようでした。
伝統的なきもの文化を五感で実感していただき
未来を担う子ども達へ
世界に誇る日本の心と文化をお伝えいただける事を願っております。
私たちにとって貴重な機会をいただきありがとうございました。