きつけを学ぶなら、伝統の小林豊子きもの学院

7月30日 北海道立道民活動センターかでる2.7大ホールにて、全国高等学校長協会家庭部会他主催・文部科学省他後援により「第57回全国高等学校家庭科実践研究会」が開催され、全国から200名余りの公私立高等学校家庭科教員が参集されました。
3年前より北海道高等学校長協会家庭部会様からのご依頼で、服飾文化に関する研修会を開催させていただいておりました当法人に、一昨年、この全国大会での特別講演開催のご依頼をいただきました。
足かけ二年、宮島理事長の構想のもと、講演の内容から実演内容、ステージ演出等、準備を重ね当日を迎えました。
開講式から始まった研究会、テーマは「生きる力を育む家庭科教育の充実を目指して」~北の大地で考える生活と未来を拓く力~。
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官 望月昌代様による基調講演の後、
NPO法人日本時代衣裳文化保存会 宮島健吉理事長による講演「日本文化と“着もの”」が始まります。
 
蚕の命から紡ぎ出される日本人の衣服、着ものは染織・裁縫・着つけという文化と出会い完成を見ます。命を尊び自然との共生を目指す私たちの根幹を成すものは「恕」、すなわち 他者の立場や心情を察する心。
未来を担う子供たちへ日本の心・文化・美を伝えるために、教育現場で一線に立つ教諭の皆さまに深くご理解いただけますように…
 
平安朝公家若年女子の正装である「細長」、この着装をご覧いただきます。
平安時代に確立されたと言われる国風文化、その一端である十二単に代表される重厚長大の衣裳は、幼年期より着装することによりその立居振舞いを自然と身につける「躾」に繋がります。
 
三人の衣紋方による着装はまさに「恕」、私情を消し去り、唯々着せられる御方様を気配り定められた手順で進められます。
 
長くたなびく裾の先まで注意を払い歩く姿はあらゆる角度から美しさがあふれます。
 
他者への着つけの後は、自らの着つけを「きつけ舞」でご覧いただきます。
 
難しいと思われるきもの着つけも、お稽古を積むことで楽しく美しく自分ひとりで着る事ができる、「自立」をうながす衣文化と捉えることができます。
 
 
そして現代着つけの極み、「創作帯結」びをご覧いただきます。
 
一本の帯から形作られる花「アンスリウム」、自然にあるものを感性をたよりに再生するため、繊細な手業を駆使いたします。
 
水仙、浜茄子、桔梗など美しく結びあげました。
 
最後には現場でご活躍の教諭の方々からの質問を受け、文化伝承のために教育現場でまず実践すべきことなど、熱い思いが交換されました。
 
 
 
終演後は、「研究会史上類を見ない講演」であったと、ご担当された北海道高等学校長協会家庭部会様から、絶大なる賛辞を頂戴いたしました。 実施にあたり奔走くださいましたご担当者各位、ご理解いただきました当法人理事会様、ご協力いただきました当法人評議員の皆様、モデル協力いただきました学校法人三幸学園様、 誠にありがとうございました。